平安文学における『源氏物語』における 運命に翻弄された女性紫上の哀しみ テキストマイニングの手法を使って学びなおす
光源氏から惜しみない愛情と教育を受けた紫は、当人の資質的には非の打ち所がない「理想の女性」でしたが、彼女には家柄と子供だけが欠けていました。
紫は「紫の上」と呼ばれますが、葵の上とは違って後見人となる父親がいないため、正式な結婚手続きを踏まえた「北の方(正室)」ではありません。後にあらわれた女三宮にその座を奪われてしまい、結局正妻の地位は得られなかった。
さらに、彼女は光源氏との間に子供ができず、悩んでいました。後に明石の君との間に生まれた姫君を引き取り、優しくて、愛情をこめて、明石の姫君を育てる運命になります。源氏の正妻、女三宮が柏木という若い男性との間に設けた不義の子、薫を見守るという役目も引き受けます。
以上の点からも、今日的課題であるジェンダー問題についても考察する?
日本語はコンピュータとの相性において本当に面倒で、絶滅危惧言語に改めて納得した。
日本語言語が文学的観念的で論理的でないための論理的な文章にしたうえで、日本語は英語と違って文字間のスペースがないため、解析しなければならない。
1)KH Coderのインストール(立命館大学樋口教授による分析ソフトウェア)
与謝野晶子 翻訳文にて解析
2)VisualStudioCodeにpython環境の構築
a) Mecabによる古語解析
python3のディレクトリ表示で // にしなければならない!(python2 は \ もしくは /)
原文にて解析
b) テキストマイニングのWordCloud
表示させてみたが・・・よくわからん
所感:
複雑な人間関係をわかりやすく学ぶことができた
本当に分析できているかわからず、古典解析に対する有用性は、よくわからなかった
今日的課題であるジェンダー問題について、女性視点でありながら家制度の拘束の大きさを知った
アンケート解析には有効かもしれないが、文学作品には意味をなさないと思う。
古文に触れあうのは高校までだと考えるとその必要は良くわかるが、古文を大学受験教科とする必要を疑問を思った。むしろアンチエイジングの生物のほうが役に立つ。